家電関連

電気屋が伝える!安く買うコツ、価格交渉のコツ!

こんにちは。

新米パパで新米ブロガーのみさきたくやです。

今回は、「決算の時期で安いって聞くし家電買い替えようかなあ」という方や、「とにかく安く電気屋さんで家電が買いたい!」という方に向けて書いています。

 

ちなみに私は

  • ロードサイドにあるような田舎の家電量販店勤務
  • 白物家電、PC、AV関連機器等の各担当を経験

の勤続9年目の社員です。

今回は保証等や配送設置、安心感などの観点から家電量販店で購入を考えている方に向けて書いた記事です。

前提として大物商品等で安く買いたい場合には価格交渉がした方がよいです。その交渉の助けになればと思います。

都市圏の量販店やネットショップでの購入を検討されている方や、転売目的で安く買いたい方には参考にならないかもしれません。ご了承ください。

購入にあたってのポイント

旧型製品を狙う

メーカーで廃盤となり、売り切りとなった製品で各店舗ごとに在庫限り、展示品限りなどで売られているものですね。

  • 人気製品で無いもの
  • 展示品となったもの

であれば価格がお得に購入できることが多いです。

逆に旧型でも人気製品や人気のジャンルだと値引きが渋かったり、そもそも売り切れてしまって全く在庫が無いってことも多いです。

展示品については、様々な訳ありになるケースも多いので、現物が妥協できるなら相場よりかなり安く購入できます。
買うのにネックな部分があるのに、あんまり相場と変わらないなぁって場合は交渉しちゃいましょう。

通電しているものについてはバックライトの消耗やバッテリ消耗があることに関しては注意!

逆に…
炊飯ジャーやレンジ、冷蔵庫等の調理家電や白物家電の多くは店舗によりますが、通電していないケースが多いので狙い目だと思います。

もちろん、傷やとれない汚れの有無、衛生的に気にならないか、蓋など開閉部に違和感無いかのチェックは必要です

 

また、時期を外すと旧型は在庫が無くなります。

9月は調理家電の入れ替え、12月までにかけてはエアコン上位グレードの入れ替えがあったりするので直近だとそれがねらい目だと思います。

 

その店舗の売りたいものを把握する

店が売ってしまいたい旧型製品を狙う、と少し被る部分はありますがその店舗の売りたいものを把握することも大切です。

各量販店によりメーカーとの協力関係等により売ろうとしている製品って結構違います。

所定のメーカーや特定製品について、お店により今月はこれが売りたいんだなぁ‥という製品って結構あるんですね。

そういった製品の場合

  • おススメ品として安く設定されている
  • 接客の際にお店側からおススメされる

ことが多いんです。

店側としては…

  • 売ることによりメーカーからのリベートでの利益が上がる
  • 個人の成績になる

と、いうことで極力その製品を販売しようとしてくるお店って結構少なくありません。

元々買いたかった商品がなかなか希望の条件にならないことも…

そういった場合は

自分が気に入る部分があるようであれば、後述する話法を組み合わせて
「ちょっと高いけれど、説明を聞いて良かったので〇〇円まで下がるなら買いたい」

逆に候補に入らないのであれば安くなった値段を確認し他店に行って、
「△△店が高機能の機種をかなり安く売ってたが、調べていた機種が欲しいので〇〇円なら今日決めます」

という風にうまく活用しましょう!

価格を把握し、きちんと比較する

スマホですぐに型番を入れれば価格情報は確認できるので、サクッと確認しちゃいましょう。価格コムで大丈夫です。

インターネット専門の最安店だと、価格を合わせられないとしている店も多いのでそこは注意です。

また、

〇店舗で12万円の製品

〇ネットショップが10万円くらいの相場

お客さん
お客さん
7万円にまけろ!それなら買ってやる!

など相場観を把握せずの無茶な提示での値段交渉だと、

店員
店員
この人全然調べてないな…
価格は11万円で様子を見よう

ってな感じで、店員もスムーズにはとりあってくれない率が高くなっちゃいます。

価格交渉をする際には、相場を把握した上で交渉すると良いですよ!

購入の強い意思を見せる

店員も商売なので買う見込みが無い方に安く出したりはしたがらないです。

ちょっと考えてほしいんですけれど…

値引きってそもそも、お店としては商品を売ることによって得られる粗利益を減らす行為なんですね。

その為に見に来ているだけの人だとあまり安く値段を提示しないケースもあります。購入がしばらく先の人だったりすると商品が廃盤になったり、ものによっては価格が大きく変動する場合もありますからね。

 

なので、購入するのに安い価格を知りたいときの交渉の話し方として…

  • 「いくら安くなるの?」
  • 「とりあえず値段いくらになるか聞きたいんだけれど」

これだと交渉であまり値引きしようって気にならないんですね、自分が売り手側だと…。

 

逆に下記のように

  • 「9月4週目に購入する予定で見積もりを貰いに来ました」
  • 「条件が良いお店で今日決めるつもりです」

こちらだと買おうとしている熱意や計画性が伝わり、販売する店員側もしっかり対応しやすいです。

 

あと、相場感を把握した上での

「〇〇円なら買います」

ってワードなんですが、僕なら確認して行けそうならすぐやります。

店員が対応したくならない人になってないか

個人的には大きく2パターンあって

  • あまりに値引き交渉がしつこい
  • 店員が人間であることを忘却している

これが残念ながらたまにあります…。

値引き交渉がしつこいパターン

  • 同一店舗で複数人に同じ製品の値引き交渉をしてくる
  • 根拠は無いが時間を粘って「安くしてくれ」を言い続けたり、成約後に値下げを要求し続ける

ある程度のところまで対応する店員は多いですが、あまり時間をかけるなら他のお客さんに行く店員も多いです。
「安くしてほしいから」という理由だけではお店も多くの場合どうもできません。

あと、一個目については店員同士って無線でやりとりしますからね。うん。

店員が人間であることを忘却しているパターン

  • 値段交渉で思い通りにならない場合にキレる。
  • 言葉遣いやスキンシップが横暴

めったに居ないんですけれど、念のため…。

不快感や恐怖を感じるような自称お客様に値引きしてくれる店員さんは今どきなかなかいません。

ここを見て頂ける方は無いと思いますが、まれにあるので書いてます…(´・ω・`)
そういう方に買ってもらう為の努力、つまり値引きはしようと思わないですよね。

以上を踏まえての実践例

値引き難しいパターン

お客さんB
お客さんB
おい!このTVって安くなるのか!!!
みさき
みさき
はい、こちらの製品ですね。
確認いたします。

・・・

みさき
みさき

今回のこちらの製品だと、24万円に5%ポイントお付けできますね。

お客さんB
お客さんB

は?全然安くなってないじゃん?もっと引けよ!

みさき
みさき

そうでしたか…。ただ、こちらでももう精一杯お安くしておりまして…。

お客さんB
お客さんB
ああ、そうか!もういいよ!

 

と、交渉の仕方によってはこんな感じになりがちです。

 

全然関係ないですけれど、お客さんBのモデルは僕のおんちゃんです。

しゃべると優しいんやけど昔はめっちゃ怖かった。

値引きしやすいパターン

お客さんB
お客さんB
すみません。この商品がすごく気になってるんですが、お安くできませんか?
みさき
みさき
はい、こちらの製品ですね。確認させていただきます。
お客さんB
お客さんB

今日仕事がお休みで決めるつもりで来たので頑張ってほしいです!

・・・

みさき
みさき

お待たせしました。

今回のこちらの製品だと24万にポイント10%お付けできます。

お客さんB
お客さんB
なるほど…そうなんですね…。
いつもこちらでお世話になってるんですけれど、他のお店の方が安かったんですよね~…。何とかなりませんか?
みさき
みさき

そうだったんですね…。ちなみにどちらのお店でおいくらくらいでしたか?

お客さんB
お客さんB
○○デンキさんが22万円っていってくれました。ネットだともっと安いし、保証や設定とかは主人が要らないそうだから21万円だと即決できるのだけれど…

 

みさき
みさき

かしこまりました。確認してまいります。

・・・

みさき
みさき

お待たせしました。今回は他店に対抗して頑張らせていただいて21万円でご案内いたします。

お客さんB
お客さんB

ありがとうございます!他にレンジも欲しくて他店も調べてるので、お値段頑張ってくれたら一緒に買うのでお願いしますね!

みさき
みさき

あ、ありがとうございます!レンジも頑張るのでぜひお願いします!ではそちらもご案内いたし…

比べてみるとこちらのお客さんの方が人当たり良く、販売員側からしても値引きの根拠が提示されている分、対応しやすくなっています。

まとめ買いする場合などは、それも交渉材料にしても良いですね。

 

おわりに

今回の安く買ったり交渉するコツをまとめると…。

  • 旧型製品を狙う
  • 店側の売りたいものを把握する
  • 価格を把握し、きちんと比較する
  • 購入への強い意志を見せる
  • 買ってほしくないお客さんにならない

ということですね。

 

色々書いたのでざっくりまとめると

まとめ

値引きする客観的な根拠を販売員に提示すること

利益を減らす行為(=値引き)は他店の価格や売らなければいけないものなど理由が無ければ、店員側も許可が下りない。

店員側に買ってもらいたい!と思わせること

買う気の全くなさそうなお客さんや感じの悪いお客さんとして振舞うのはメリット無し!

 

せっかく家電量販店で購入するなら上記のことを頭の片隅に置いて、コミュニケーションも楽しんでお買い物をしてほしいです。

少しでも参考になれば幸いです。

このブログでは家電量販店員の私が家電のことや、好きなことをきままにつづっていくブログなので良かったらまた見に来てください!