こんにちは。
家電量販店員系ブロガーのみさきたくやです。
今回は、家電量販店で約10年勤務の私が、ニトリが販売しているオリジナル冷蔵庫について解説していきます。
『ニトリの冷蔵庫気になるけれど性能はどうなの?』
『ニトリの家電って製造どこがしてるんだろう?』
こういった方に是非見てほしいです!
それではご覧ください!
ニトリのエアコンについてはこちらで解説
新生活家電セットも紹介しています
洗濯機はこちらで解説
そもそもニトリの家電ってどうなの?
ニトリの家電はどこ製なの?
明確にどこ製というのは決まっていません!国で言うと中国メーカーが多いですね。
基本的にベースとなるモデルのあるOEM製品です。
製品ごとに製造メーカーが違います。
- エアコンはHisense
- 冷蔵庫はHaierなど
基本的には世界でシェアを取っているが、日本の市場では知名度の低い中国メーカーと協力して、オリジナルブランドとして展開しています。
各メーカーの製品を基準に白(もしくは黒等)のシンプルな色、デザインに統一がされています。
メリット
基本機能のみに絞ったコンセプト
ニトリの家電はほとんどが多機能さよりも機能を絞ったものが発売しています。
使い勝手で迷うことは少ないでしょう。
実物を見て購入できる
ネット通販専用の商品だったりすると、ニトリよりもっと安い製品もあります。
が、実物を見て質感やデザイン、使用感の確認が難しいメーカーや製品も多いです。
ニトリの家電の場合、大手メーカーよりもお手頃な価格で販売されていて、多くの店舗に展示をしているものを見たうえで選べるのはありがたいですね。
家具と合わせやすいシンプルさ
大手メーカーの家電の場合だと、白や黒以外にシルバー、ブラウン、赤…と様々な色展開がされています。
ニトリの家電は基本的に白(一部は黒も)。
シンプルな部屋にしたい、という方には検討の理由の一つになるでしょう!
デメリット
設置や屋内への配送は別料金
商品やキャンペーンにもよりますが、家の中までの配送や、設置は別料金となっています。
- 重い冷蔵庫は部屋の設置場所まで運んでほしい
- 洗濯機は設置したことは無い
といった方には不安が大きいですよね。
必要な方はしっかり申し込みをしましょう。
修理や消耗品購入が不安
最近の中国メーカーは機能面について非常に良いものも多いのですが、初期不良や故障の有無に関しても日本のメーカーと同等!とはなかなか言えないです…。
私の勤務している会社でも中国メーカーは手頃な価格帯で展開されていますが、販売している数に対して体感的には修理や初期不良対応の件数が比率的には日本メーカーよりは頻度が多いです。
修理のサービスセンターについても記載が無い為、修理が必要な際には日数はある程度かかる地域が多いでしょう。
また、家電のOEM製品の場合は避けられない問題なのですが、修理用部品や消耗部品(洗濯機の糸くずフィルタなど)が供給が安定しないケースがあります。
消耗部品が手に入れづらかったりするのはストレスなのでそこは注意が必要そうですね…。(冷蔵庫なら製氷皿、洗濯機なら糸くずフィルタなど紛失や破損したときは少しめんどくさそうです。)
総じてそのあたりはしっかりと割り切れる方向けですね。
Nグラシア 106L冷蔵庫
製品ページはこちらから。(ニトリのページへ飛べます)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8971541s/
税込み22,900円とかなりお手頃です!(2022.03.10現在)
特徴:コンパクト&手頃
TVなどのCMでも見ることが多いモデルですね。
何よりも非常にコンパクトかつお手頃です。
奥行きが50cm未満の冷蔵庫の中で数少ない2ドアの上、低価格機種には少ない下側に冷凍庫を備えたモデルとなります。
『部屋の構造的に奥行き出来るだけ小さいほうが良いな…』
という方には唯一無二の冷蔵庫となるでしょう。
税込み22,900円とかなり財布に優しい価格なのも嬉しいです。
直冷式の為、使い勝手が微妙
構造上、この製品の冷凍庫には必ず霜が付いていきます。
霜をきちんと取るには
- 一度電源を落とし
- 半日~1日ほどかけて常温に戻し
- 必用に応じてヘラなどを利用して取り除く
という作業が1~3か月に1度くらいは必要です。
めんどくさいという声が非常に多いので、知人が直冷式の冷蔵庫を買おうとしてたら僕は出来るだけ止めます。
- 飲み物しか入れない
- 自炊はほぼほぼしない
- 少しでも静かな方が良い(使い勝手犠牲でも)
という方ならアリかもしれません。
Nグラシアの製造メーカーは?
メーカーに関してはわかりませんでした…。分かり次第追記します。
が、仕様として共通のOEM元を持つ製品がありました。
ジェネリック家電のメーカーとして有名な山善さんから発売されています。
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通常価格はNグラシアの方がお買い得みたいですね。
NTR-140 ファン式140L冷蔵庫
製品ページはこちらから。(ニトリのページへ飛べます)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8971636s/
税込み29,900円(2022.03.10現在)とギリギリ三万円を切る絶妙な価格です。
特徴:コンパクトな霜取り不要冷蔵庫
低価格ながら自動霜取り機能がついています。
奥行55cmというところもサイズを選ばず設置しやすいですね。
奥行きがNグラシアより少し大きくなったのも有り、よりたくさん食品が入ります。
Nグラシアよりは予算を足してNTR-140の方が使い勝手などを考えると非常におススメです。
NTR-140の製造メーカーは?
Haierと思われます。
OEM元とみられる製品がJR-NF140Mです。
寸法、特徴的なLEDの庫内灯、冷蔵室上段のガラス棚の受け部分から判断しました。(下記はHaierの該当製品ページに飛びます)
https://www.haier.com/jp/refrigerators/jr-nf140m.shtml
『長期保証が付いてないと不安…』
という方にはHaierを購入が良いですね。
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因みにHaierってどんなメーカー?
世界で冷蔵庫等のシェアでトップを誇る中国メーカーです。
中国の家電メーカーではもっとも日本で知名度が高いです。
SANYOの冷蔵庫、洗濯機部門を引き取り、流れを汲んだAQUAブランドを展開しているメーカーでもあります。
NTR-149 ファン式149L冷蔵庫
製品ページはこちらから。(ニトリのページへ飛べます)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8971616s/
税込み34,900円(2022.03.10現在)と先ほどの2機種よりは少しアップしますね。
特徴:低めでもしっかり容量の冷蔵庫
様々な商品と比べて高さはかなり低めの120cm未満です。
高さは低いのですが奥行きがしっかりあり、サイズ感の割にたっぷり収納できます。
※設置位置が飛び出てしまうような物件などなら少しだけ注意ですね。
また、NTR-149のメリットとして、
引き出しドア式の冷凍庫が採用されています。
上の2機種は冷凍庫自体は右開きドア式になっていたため、ドアを90°以上開かないと物の出し入れはしづらいです。
下記のような
- 氷を良く使う
- ササッと取りやすいほうが良い
といった方には引き出し式の方が便利です。
実際大手メーカーで価格が上がる冷蔵庫はだいたい引き出し式を採用されていますね。
NTR-149の製造メーカーは?
メーカーに関してはわかりませんでした…。分かり次第追記します。
ただ、edionのオリジナルブランドのe angleと同等のモデルを基準に製造されているようです。
https://edion.com/detail.html?p_cd=00059598893&_rt=m6VjbUm9t7OXW8Wr0lsHgXKJqlDFOkbMNVDALym4XZA
冷蔵庫内部の特徴的なタテ型のLED、庫内のガラス棚受けの構造、説明書の内容より判断しました。
ニトリのNTR-149は
- シンプルな物が欲しい
- 初期費用を抑えたい
という方に、
edionのe angleは
- レトロデザインの可愛い物やポップな色の物が欲しい
- 長期保証がついていると安心
といったことが選ぶ際の一つの基準になりそうです。
NTR60 1ドア冷凍庫
製品ページはこちらから。(ニトリのページへ飛べます)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8971635s/
税込み19,900円とです!(2022.03.10現在)
後述する同等機種と比べて、店舗受け取りする場合は安いですね。
特徴:冷凍をちょっとだけ足したいコンパクトモデル
幅が48cmと非常に小さいサイズながら、引き出しが3段に分かれて小分けにしやすいモデルです。
一人暮らしや二人暮らしで冷凍がもうちょっとだけ欲しい…という方に導入しやすいですね。
NTR60の製造メーカーは?
Haierのようです。
OEM元の製品がJF-NU60Aですね。
https://www.haier.com/jp/freezers/jf-nu60a.shtml?spm=jp.31829_pc.productList_20190530.4
実はアイリスオーヤマも同等の機種を販売しているようです。
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まとめ
ニトリ家電の総評
- 中国メーカーやジェネリック家電に抵抗の無い方。
- メーカー保証の長さは気にせず割り切って使う方。
こういった方にはアリだと思います。
品質的に使用に問題がある、ということはあまり無いでしょう。
逆に
- 現物を見なくてももっと予算を抑えたい人
- 数年使う予定で万が一の修理対応の早さを重視する方
- 使いやすさで自分の希望に合ったものを選びたい方
にはニトリよりもネットショップや家電量販店で選ぶ方が合っているかもしれません。
大型家電は一度買うと入れ替えが大変なので、後悔の無いお買い物ができるようしっかり選んでいきましょう!
またよろしければ家電全般について記事を増やしていく予定の為、また是非読みに来て下さい!
ニトリのエアコンについてはこちらで解説
新生活家電セットも紹介しています
洗濯機はこちらで解説